正統派ファンタージー漫画の最高峰「ベルセルク」

漫画雑誌「ヤングアニマル」にて1989年から現在まで連載が続いている三浦建太郎の作品「ベルセルク」は日本で最高峰のファンタジー漫画です。

ガッツは友でもあり宿敵のグリフィスを追い求め、妖精のパックや心を壊してしまった恋人のキャスカ、途中から旅を共にすることになったイシドロ、ファルネーゼ、セルピコ、魔法使いの弟子シールケ達と共に旅を続けます。

作品の魅力として主人公のガッツが身の丈ほどの剣を軽々と振り回し、様々な武器を操りながら「使徒」と呼ばれる異世界の怪物達と戦いを繰り広げる激しいアクションがあげられます。また脇を固めるそれぞれの理念の為に旅を共にする個性的なサブキャラクターも人気の一つです。

物語はガッツが一人使徒と戦う姿を描いた「黒い剣士編」、ガッツの誕生からグリフィスたちとの出会い、そして使徒と戦う運命を背負う過程までを書いた「黄金時代編」、黒い剣士編の続きの話となる「断罪篇」、旅を続けるガッツ達と、グリフィスが新たな王国を築いていく様子を並行して描いた「千年帝国の鷹編」、そして現在連載している幽界と現世が混在した世界での出来事を描く「幻造世界篇」へと続いていきます。

世界中で人気の高いベルセルクのコミックの全世界売上は3500万部以上にも登り、日本を代表する漫画の一角を担ってます。連載誌であるヤングアニマルはもともとマイナーな雑誌でしたが、ベルセルクの人気がその知名度を上げる手助けになったことは間違いないでしょう。

特に「蝕」と呼ばれる儀式は、その犠牲となるかつての仲間達を使徒と呼ばれる凶暴な悪魔たちに生きたまま殺されるシーンは衝撃的で一度見た者はしばらく考えさせられるほど信頼していた人間の裏切りについて思いふけってしまいました。

連載が進むにつれ、三浦建太郎先生の描き込みの過密さは筆舌に尽くしがたいと言えます。そのためか、ここ数年は不定期連載が続いておりファンは複雑な心境でしょう。

物語はまだ半ば、これからの展開に更なる期待が持たれます。