読んでいる「キングダム」の歴史について

少し懐かしめのコミックとなってしまいますがご了承ください。
是非ともお薦めしたい作品の一つなのですが、電子化はまだされていません。

時は春秋戦国時代。群雄割拠する中国において少年・信は天下の大将軍となる夢を追う…。

なんともロマン溢れるこのお話は、週刊ヤングジャンプで連載されている「キングダム」です。
主人公、信は村の豪族に使役される下僕の身分でありながら、その理想は高く、同じ下僕の友・漂(ひょう)と一緒の夢を思い描き切磋琢磨する日々を送ります。
そんな二人の運命は、漂の姿が秦国の時期王位継承者である政と瓜二つであることから動き出します。
次期秦国王の座を巡って政とその弟が対立。政は弟から命を狙われており、漂は彼の影武者として下僕の身から一転、仕官が叶うのでした。
ところが争いの中漂が落命。事の次第を知った信は亡き友の無念、叶わなかった夢を背負い、争いの渦中に飛び込んでいきます。
この争いを通して、信は政と知り合い、政の片腕として信頼を得るのです。
戦いが終息した後、勝利した政の元、信は遂に仕官します。

面白いのが、先の戦いでの目覚ましい功績があるにも関わらず一兵士としてからスタートするところです。
自分の腕一つで、のし上がっていくという強い精神力と夢に対するひたむきさを持つ主人公は、数々の戦で決して諦めることなく困難に立ち向かっていきます。
そして読んでいるうちにいつの間にか彼の夢を一緒に応援している自分に気づかされます。
彼の頑張りが認められ、一つ昇格する度に得られる爽快感はなんとも形容し難いものがあります。
これは本作を読むことの一番の醍醐味ではないでしょうか。

信が身を投じて行くそれぞれの戦いはどれも軍略がしっかりと描かれており、各国同士の情勢や駆け引きなど戦以外の攻防なども相まってとても面白く引き込まれていきます。
それに加えて敵・味方共に登場するキャラクターが魅力的で、物語にどんどん愛着が湧いてきます。

今、信と政が共に目指しているのは「中華の統一」という、これまでの歴史で誰も成し得なかった偉業。
この夢が成った時、信は晴れて「天下の大将軍」となる日を迎えることでしょう。
この壮大な夢をどのようにして掴み取るのか、これからも「キングダム」の一読者として応援していきたいと思います。